よくテレビのドラマなどで、女性がある部屋に転居した後、どうも自分の留守中に誰かが勝手に部屋の中に侵入している気配がする、もしかしたら以前の住人が持っている鍵を使って部屋に入ってきているのではないか、なんか気持ちが悪いから鍵を交換してください・・・などという場面を見たことがあったのですが、まさか男の自分が玄関の鍵を交換する羽目になるとは思ってみませんでした。
3年ぐらい前でしょうか。
一度キーホルダーを落としたことがあったのです。
私は毎朝夕に犬の散歩に出かけるのですが、その時に玄関の鍵を閉めてキーホルダーをポケットに入れて出かけるのですが、ある時家に帰りついたらキーホルダーがポケットの中に入っていなかったのです。
もちろん合い鍵があって、それは実家に預けてありましたから家の中に入るのは造作もないことだったのですが、それを聞いた妻が【誰かに拾われてその鍵を使って家の中に侵入されるかもしれない】と言い始めたのです。
確かにその可能性はあります。
私の散歩のコースは決まっていて、ほとんど家の周りしか歩きませんから、もしも悪意のある人がそのキーホルダーを拾った場合、近所の家の玄関を一軒一軒調べて回ればすぐに私の家の鍵であることがバレてしまいます。
特に私の家の場合は共働きですから、昼間に誰がやってきても見咎められることはありません。
飼っている犬は到底番犬にはならない駄犬ですし。
そこでさっそく家を建築してくれた工務店に連絡をして玄関の鍵をそっくり替えてもらいました。
鍵の交換が終わるまでには2,3日かかったのですが、その間は夜もおちおち寝ていられませんでしたが、交換してもらった後はさすがに安心して眠ることが出来ました。
費用は数千円したと思います。
で、そのキーホルダーは後日、散歩の途中に草むらで見つかりました。
もっと鍵の交換を後にすればよかったという人もいますが、定期的に鍵を替えるのも防犯上決して悪いことではないような気がします。
なにしろ最新の鍵がつくわけですから。