進学や就職、転勤などが多いこれからの三月から四月は、引っ越しが一年で一番多いシーズンです。
この時期は、転出と転入が短時間で行われる場合が多く、実はリフォームやルームクリーニングの質が実は他の時期と比べて、雑なこともあるようなので、部屋を選ぶ時はしっかりそのあたりも確認しておいた方が良いと思います。
一昔前まではあまり行われていませんでしたが、転出と転入によって入居人が変わる際に『鍵交換』を行っているところも最近は増えてきているようです。
と言うのは、それまでの入居者が、自分が以前住んでいた時に部屋の鍵の合い鍵を作って、転出後もその合い鍵を持ったままでいて、その鍵を利用して空き巣に入ると言う犯罪が実は、増えてきているからなんだそうです。
こういった犯罪の背景には、転出理由に昨今の不景気が原因で家賃を払えなくなったり、会社のリストラによって職を失ったりするなどの『望む形での転居(転出)』でない場合が増えてきて、経済的な環境が悪くなる形で転居する人が増えてきたことが背景にあるようです。
そうした背景もあってか最近は、賃貸マンションはもちろん、賃貸アパートなどでも、内玄関の物件が増え、エントランスのセキュリティーがしっかりしていることが増えています。
そしてそういった物件がやはり人気があり、住居にはセキュリティーの強化が求められているのです。
しかし、そういったエントランスのセキュリティーなども、合い鍵を持っていれば簡単に、そして怪しまれることなく通過できてしまうのです。
特に昨今のご近所付き合いが希薄になってしまったご時世では、隣の住人の顔を見たことがないなんてことも、ちょっと残念なことですが普通のことになってしまっています。
表から、堂々と合い鍵を持って建物に入り、そして住居にも入られてしまうのです。
自分が知らない間に、知らない人が部屋に入っていると言うだけでも、『不気味』で『気持ち悪い』ものですが、それが『空き巣』だった場合は、最悪です。
中には、相手が気が付かないように複数回侵入すると言った犯罪もあるようです。
女性の場合は、特に鍵交換が行われているかどうかを確認したした方が良いと思います。